Managing Directorセット・ソクレンさん
– スイーツブームが広がるプノンペンで、気軽にヘルシーにアジアのデザートが楽しめると人気のDessert Story。カンボジアでは2014年の11 月末にオープンしましたが、元々はどこが発祥なのでしょうか。
Dessert Story は、台湾・香港スタイルのドリンクやデザートを提供するオーストラリア発のブランドです。ドリンクとデザートは全180 種類で、スピーディに新鮮な商品を提供いたします。ブランドを立ち上げたDavid Loh とパートナーはそれぞれ台湾と香港出身ですが、オーストラリア在住時に起業しました。
– Dessert Story はフランチャイズ展開されていますが、Sokleng さんがこのビジネスを始めたきっかけを教えてください。
実はDessert Story を見つけたのは私ではなくパートナーなんです。彼女はオーストラリアに留学中、Dessert Story を発見しました。私はその時プノンペンでインテリアデザイナーとして働いていましたが、パートナーと話し合いカンボジアにはないスタイルだったので人気が出るだろうと考えました。最近のカンボジアは幅広い年齢の方がデザートを楽しみ、このスタイルも少しずつ受け入れられています。
– 特に人気のメニューは何ですか。
若い層にはSnow Ice、Crushed Ice( 果物とシロップをかけたかき氷) です。年齢が高い層は、黒ゴマの温かいスープと豆腐のデザートで分かれます。このスタイルを好むお客様はマレーシア人や中国人が多く、本場の味をよく知る韓国人にも好評です。他の国の方はよくドリンクを購入されます。
– 欧米発のカフェや他のスイーツショップと、違いを意識されている点は何ですか。
特にSnow Ice は他店との違いが明確で、トッピングの種類の多さ、果物やシロップが自家製という点です。当店では既成品を使用せず、一部の特別な素材を除いてきちんと調理しています。
– カンボジアにも伝統的なデザートがありますが、それらとの違いは何ですか。また、カンボジア向けに工夫している事はありますか。
カンボジアも台湾も豆腐を使ったデザートがありますが、当店では台湾と香港をベースにしながらもカンボジアの味に少し近づけました。また、オーストラリアの店舗は古典的な中華系の内装ですが、カンボジアで古い造りは若い層に人気が出ないのでおしゃれさと中国らしさの半々を意識しています。
– 今後の展望をお聞かせください。
現在のボンケンコン地区とTK アベニューの店舗を含め、2年以内にプノンペン内で7店舗まで拡大するのが目標です。近日中に空港方面にオープンする予定です。また、台湾・香港のスタイルにこだわって新メニューを考えていますが、様々な国の味も提供できるようにしたいと考えています。今後もカンボジア人・外国人を問わず、多くのお客様のご来店をお待ちしています。