//YouTube Partner Program カンボジアもついに

YouTube Partner Program カンボジアもついに

 これまでYouTube Partner Programにカンボジアは入っておらず動画の収益化は出来なかったが、2022年11月についにカンボジアが追加された。
 これによりカンボジアのYouTuberは広告収益を得ることができるようになった。

 確かにその兆候は少し前から現れはじめていた。というのも、これまでカンボジアではYouTubeで動画を再生してもCMが流れることはなかったが、2022年4月に突如としてCMが流れるようになり、郵便電気通信省から近いうちにカンボジアでも再びCMが流れるようになりYouTube Partner Programに追加される旨を発表していたものの、具体的な時期については明言されていなかった。

 そしてついに2022年11月にYouTube Partner Programに追加されたのだ。これによりこれまで広告収入を得ることなく活動していたYouTuberは収益を得ることができるようになるため、今後はコンテンツ制作にもこれまで以上に予算をかけられるようになり、魅力的なコンテンツが増えることが期待される。

 また、YouTuberを目指す人が増えればそれに伴って動画編集などのスキルの需要が高まったり、撮影機材などの需要も高まることが予想される。

 また、動画投稿という点ではYoutTubeよりもTikTokの方が気軽に投稿できることから、TikTokの方が圧倒的に投稿数が多いが、収益化という点ではYouTubeに分があるため、今後YouTubeへの投稿数が増えていくことが予想されるが、YouTubeの場合、TikTokのようなただスマホで撮影した短い動画を投稿するのではなく、企画力や構成、見せ方などそれなりの作り込みが必要となる。

 しかしカンボジアでSNSといえばFacebookがあげられ、これといったエビデンスがあるわけではないが私の印象では起動回数や滞在時間はFacebookが圧倒的に多く、動画視聴という点では長尺の動画はFacebookで見て、短尺の動画はTikTokで見る傾向にあり、こういった視聴者をいかにYouTubeに引っ張って来れるかが鍵になるのではないだろうか。

 カンボジアのヒカキンが誕生する日もそう遠くはないのかもしれない。