カンボジア在住者ではなく短期滞在の旅行者でもインストールしておくと便利なアプリがあります。旅行を快適に過ごすためにも今回ご紹介するアプリぜひインストールしてみてください。
◯配車アプリ
カンボジアで移動手段といえばトゥクトゥクですが、支払い時のトラブルはなかなか無くなりません。
そこで配車アプリを使えばアプリ上に料金が表示されるため、ドライバーが勝手に料金を決めることができませんので安心です。
カンボジアにはいくつか配車アプリがあり代表的なアプリといえば「PassApp」と「Grab」ですが、私がおすすめする配車アプリは「Grab」です。
なぜGrabをおすすめするかというと第一にクレジットカード決済ができる点です。年々安全になってきているとはいえ、日本に比べればまだまだ安全とは言い切れないため、持ち歩く現金は少ないに越したことはありませんし、高額紙幣しかない時は支払いを断られたりたとえ支払えたとしてもお釣りに偽札を紛れ込まされたりすることもあります。
実際偽札が増えてきたこともあって、最近では在住者も現金支払いはほとんどせずABA銀行アプリでの支払いがほとんどですが、旅行者はカンボジアの銀行口座なんか持ってませんのでそういうわけにはいきません。
その代わりとしてクレジットカードで決済すれば偽札を掴まされることはありませんし、わざわざトゥクトゥクの支払いのために余計な買い物をして高額紙幣を崩す必要はありません。
しかもクレジットカード情報を事前にアプリに登録するので、クレジットカードを持ち歩く必要もありません。
第二に「Grab」はカンボジアだけでなく、タイやベトナムでも使えるという点です。
カンボジアに旅行に来る方の中には近隣のタイやベトナムなども一緒に旅行される方もおり、そんな方には特におすすめです。
ただ、私が実際にタイやベトナムに行った際に「Grab」を使おうとすると、タイでは最初の一回はクレジットカード決済ができたものの、それ以降はエラーになってしまい現金支払いしかできず、ベトナムでは一度もクジレットカード決済ができずに現金支払いしか使えませんでした。
ただし、デメリットもあります。それはアプリでトゥクトゥクを手配しようとすると、必ず目的地を入力しなければならないということです。
目的地が明確であれば問題ありませんが、目的地はあっても場所が分からないとかなんとなくこの辺を周遊したいなどの場合は「Grab」は向いていません。
名称がある目的地であれば検索すればヒットすることもありますが、検索しても出てこないこともありますし、何かの施設ではなくただの通りであれば検索しようがありませんので、そんな時は「Grab」ではなく「PassApp」であれば目的地を設定せずにただトゥクトゥクを呼び出すことができます。
◯長距離バス予約アプリ
カンボジアに観光で訪れる方の多くはアンコールワットのあるシェムリアップを訪れる方がほとんどだと思いますが、中にはシェムリアップだけでなくプノンペンやシアヌークビルにも足を伸ばす方もいるでしょうし、もしかしたらタイやベトナムに行かれる方もいると思います。
それなりに予算があるのであれば飛行機で移動した方が楽だし速いと思いますが、交通費は節約したいと思われる方はバス移動がおすすめで、バス移動する上で欠かせないのが今回ご紹介する「BookMeBus」です。
「BookMeBus」はプノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバン、カンポットなどカンボジア国内の主要都市間を運行しているさまざまなバス会社の情報が網羅されている上、タイやベトナム行きのバス会社の情報もありますので、価格で選んだり出発時刻で選ぶことができます。
Googleでバス会社を検索するよりもまとまった情報にアクセスできるうえに、バス会社のホームページの情報の方が更新されておらず、実際は予約で埋まっているにも関わらずなぜかいつまでもガラガラの状態になっていたりしますので、ガラガラだと思って油断している間に満席になってしまうということもありますが、「BookMeBus」は最新情報をしっかり更新してくれていますので安心です。
旅行会社にお願いすればバスの予約の手配をしてくれたりもしますが、実は旅行会社も「BookMeBus」で予約していたりしますので、手数料分高く取られてしまいます。
英語とクメール語のみで日本語には対応していませんので不安に思われるかもしれませんが、かなり使いやすい作りになっていますので、誰でも簡単に予約できます。
もしそれでも不安な方は以前の「バスでベトナムに行ってみた」という記事に予約から乗車までの流れをご紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
◯安全アプリ
最後におすすめするのは「海外安全アプリ」という外務省のアプリです。
このアプリは使用頻度が高いものではありませんが、万が一何かしらのトラブルの際に役に立つアプリです。
このアプリはトラブルにあった際の対処法や大使館・総領事館でできること、できないことを紹介していたり、渡航先の国でどんな危険情報が発せられているのかなどを調べることができます。
その他にも日本人が主にどのような犯罪被害にあっているのかなどの情報も掲載されていますので、事前に把握しておいて、どのようなことに注意すれば良いのかしっかり把握しておきましょう。
また、現地の警察や消防、救急車の電話番号なども案内されていますので、旅行前にチェックしておいた方が良い情報がたくさんあります。
実際に何かしらの被害に遭う人の多くは自分は大丈夫という危機意識の低さが招いている部分もあります。せっかくの楽しい旅行が一瞬にして苦い思い出になってしまいますので、そんなこと知ってるよと思うような情報もありますが、再確認の意味でもインストールして必ず目を通しましょう。