//日本国外務大臣表彰伝達式

日本国外務大臣表彰伝達式

 8月26日に在カンボジア日本大使館に於いて、手束耕治氏(カンボジア政府仏教研究所顧問)、ロイ・レスミー女史(王立プノンペン大学外国語学部日本語学科長)、小山賢治氏(公邸料理人)への日本国外務大臣表彰伝達式が執り行われた。

 今回表彰された手束耕治氏は、1984年3月に現在の公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(Shanti Volunteer Association、SVA)のスタッフとして、タイのカンボジア難民キャンプで活動を始め、1991年3月にプノンペンにSVAカンボジア事務所を開設。現在はポルポト時代に破壊された仏教研究所の復興を目指しアドバイザーとして同所長やスタッフのサポートしている。手塚氏は「これまで30年以上にわたってカンボジアと日本をつなぐ活動を続けて来ることができましたのも、ひとえに皆様のご理解とご支援のおかげでございます。引き続きカンボジアに留まり、カンボジアと日本のために元気に活動を続けて参りたいと思っておりますので、どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。」と今後の意気込みと喜びの意を語った。

 その他、今回表彰されたロイ・レスミー女史は、1991年に日本語に触れてから、第1回日本語コンテストで優勝するなど、その能力を持って日本とカンボジアの学生を繋げ、日本の大学13校と交流制度を結ぶなど活躍の舞台を広げ、王立プノンペン大学外国語学部日本語学科設立以来、学科長として活躍されている。

 公邸料理人の小山賢治氏は京都で13年修行をされた後、郷里で5年間ご自身のお店を営み、その腕を持って公邸料理人として、国内外のお客様を料理でもてなしている。また、イベントやテレビを通じ日本食の実演や食文化を紹介し、食を通じての交流にも活躍されている。