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VISA更新厳格化

 これまでカンボジアではビジネスVISAの更新をする際のワークパーミットの有無は有名無実化していたが、2022年12月頃より厳格化され、ワークパーミットと持たない者のビジネスVISAの更新ができなくなった。

 これにより、これまでワークパーミットを持たずにVISAの更新をしてきた者は、最初のビジネスVISA取得した時から遡って1年につき100ドルのペナルティを支払った上でのワークパーミット取得となるため、なるべく早く取得することをお勧めする。
 さらにご注意いただきたいのは、毎年1月から12月を1年とし、たとえ11月や12月の入国であろうと1年分の費用が発生してしまうため、新規にカンボジアへ入国する場合は入国のタイミングを気をつけた方が良いのかもしれない。

 ワークパーミットの申請には健康診断書や雇用契約書が必要なうえ、許可証発行までに15日から20日間を要するため、VISAの有効期限から逆算してワークパーミットの申請をする必要があるため、あらかじめ予定を立てておかないとVISAの更新ができずにオーバーステイしてしまった場合、1日につき10ドルのペナルティが発生してしまうので要注意である。

 長期在住者でワークパーミットを持たずにこれまで滞在してきた人にとって、蓄積されたペナルティはかなり重い負担になる。そのため、ワークパーミットがなくてもVISAの更新ができるという非合法なエージェントが出てくるかもしれないが、あくまでも非合法であるため費用を騙し取られる可能性や突然出来なくなったなど無責任なことを言われてしまう可能性もある。
 そうなってしまってから正規の手続きを行おうとしても、余計にペナルティが加算される可能性もあるため、これまで払ってこなかったのだから仕方ないと諦め、変な悪あがきをせずにすぐにでも正規の手続きでワークパーミットを取得した方が良いだろう。

 また1年のVISAを更新する場合、パスポートの残存期間は1年半必要となる。そのため通常パスポートの更新は残存期間が1年未満になってからだが、VISAの更新のためであれば更新を受け付けてもらえる。
 在カンボジア日本大使館の場合、パスポートの更新は申請日から起算して3開館日で新しいパスポートを受け取ることができるので、余裕をもってパスポートとVISAの更新をすることをおすすめする。
 その際、古いパスポート自体は無効だが中に貼られてあるVISAは有効なため、次のVISAの更新で新しいパスポートにVISAが貼られるまでは2冊保有しておかなければならない。

 サラリーマンにとっては元から会社負担でワークパーミットを取得している人がほとんどだろうが、個人事業主の外国人にとっては手間もお金もかかってしまうため、事業上コロナの影響がまだまだ残る人にとってはさらに厳しい状況を招いてしまうかもしれないが、カンボジアで一旗あげようと頑張ってきた仲間としてはなんとか踏ん張ってもらいたい。

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