ここGood Wood Home Designsでは木製の温かみのある家具を取り扱っている。この店のオーナーであるイギリス人のRachel Duboisさんに話を伺った。
「私がココでビジネスを始めたのは、高品質で安定供給出来る家具がカンボジアにも必要だと思ったから。カンボジアでは私たちがよく知ってるブランドの家具を見かける事は殆どないわ。そして自分たちの家具が森林破壊に貢献しちゃってるなんて分かりもしないじゃない。でも私たちのお店は高品質なだけじゃなくて、環境にも優しいって分かって買い物出来るの。多くの人が(環境に優しい)倫理的な買い物をしたいと思ってるけど、そんな選択肢は無いと思ってる。私達はGood Wood Home Designがその選択肢を提供出来ればって思ってる。」と話す通り、この店の家具の多くはリサイクル木材で作られており、FSCの認証を受けている。
FSCとは1993年にカナダで創設されたNGOで、森林の管理や伐採が環境や地域社会に配慮して行われているかどうかを評価し認証される。そしてその森林から生産された木材や木材製品にFSCのロゴマークを付けて市場に流通させているのである。つまりFSCのマークが付いた家具を購入する事で適切な林業者を支援することができ、ひいては森林保全に貢献する事が出来るのである。
このような拘りが家具の温かみを生み出しているのかもしれない。東南アジアでは比較的木製の家具が多く使用されているので、皆さんの家にも一つは木製の家具があるだろう。しかしFSCのロゴマークが付いているだろうか?
もし次回家具を購入する機会があれば、そこに小さな優しさを添えて購入を検討してほしい。