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プノンペン国際空港に“Plaza Premium Lounge”オープン

 1月11日、プノンペン国際空港の「プラザプレミアムラウンジ」のグランドオープンセレモニーが、プラザプレミアムグループとカンボジアエアポートの共同で執り行われた。
 この新たなラウンジは、フライト前の旅行者に静かで快適な環境を提供するため、国際線出発ターミナルの中2階(メザニンフロア)にオープンした。カンボジア初の独立運営の空港ラウンジで、15,000平方フィート以上の面積に約300席が用意されている。旅行者が空港の混雑や喧騒を忘れられるよう、現代的でスタイリッシュかつ家庭的な雰囲気のデザインが採用され、素材の質感にもこだわっている。

 この新ラウンジにはフリーWi-Fi、充電用コンセント、アメニティ完備のシャワールーム3室、スパ、プライベートVIPルーム10席を用意。プライバシーに配慮した蜂の巣状の座席も設置されている。ラウンジに並ぶ飲食店は、コーヒーや紅茶、各種ソフトドリンクの他、食事はタイ風ココナッツや鶏肉乗せ麺、ベトナム風春巻き等の東南アジアの定番料理が中心となっている。
 プラザプレミアムグループ創設者兼最高経営責任者(CEO)のSong Hoi-see氏は、「これは、カンボジア初となる弊社のラウンジです。急成長するカンボジア観光産業の流れに乗り、この空港での旅行者の体験を充実させると我々は確信しています」とセレモニーで述べた。
 それに対して、プノンペン国際空港のゼネラルマネージャーのChloé Lapeyre氏は「プラザプレミアムグループは、空港の有料ラウンジ管理においてマーケットの牽引者であり、また優秀な理念とそれを実現する能力を持つ企業です。空港ラウンジ管理会社としてプラザプレミアムグループを選んだのは、議論の余地もなく適切なものでした」と返した。

 利用者は、ウェブサイト(www.plaza-network.com)でラウンジ利用パッケージやオプションを事前予約できる。ラウンジの使用料は$35/2時間、$ 50/5時間。シャワーのみの使用は$15となっている。
 2015年、カンボジアは海外からの観光客480万人の受け入れを記録。Thong Khon観光大臣によると、2020年には750~800万人まで増加が予想されるとの事。現在プラザプレミアムグループは、カンボジアの観光産業向上に向けた空港改善計画に沿って、近い内にカンボジア第2の空港ラウンジをシェムリアップ国際空港に開設予定としている。旅行の方もビジネスで気忙しい方も、またどんな航空会社やチケットのクラスでも、プノンペンから旅立つ旅行者はこのラウンジによって旅の始まりをゆったりと楽しむ事ができる。今後ますます期待の高まる国の窓口として、このようなサービスはより価値が高まるだろう。

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