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ついにカンボジアでもフラッシュモブで愛の告白

 7月某日、イオンモールプノンペンのデイライトプラザにてマジックショーが催される中、突如一人の女性がステージ上へと招かれた。女性は状況が理解できずに戸惑っているとスクリーンに男性が映し出された。

 彼は彼女との思い出を語りはじめ、映像が終わると周囲の観客の中から一人また一人と踊り始めた。ダンサーの一人が彼女にケーキを渡すと彼が現れ花束をプレゼントした。誰もが誕生日のサプライズイベントだと思っていた矢先、彼は指輪を取り出すとなんとプロポーズをし始めたのである。結果は大成功。 彼女は感動のあまり涙ぐみ、その彼女を彼は優しく抱きしめていた。

 実はこれは一通のFacebookのメッセージから始まったのである。
「愛する彼女の為に何かサプライズでプロポーズをしたい。」そう思った彼はイオンモールへフラッシュモブの協力を依頼した。平日とはいえ人通りの多くなる夕方の時間帯、プノンペンで最大規模の商業施設のど真ん中での事である。一般客の誘導をしつつスペースを確保しなければならない上に彼女にバレてしまえば全てが水の泡になってしまう。そのためそれなりの体制で臨まなければならず生半可な決断ではできないだろう。しかしそんな彼の強い想いを感じたイオンモール側はそれを快諾し、当日の打ち合わせの場が設けられ、今回のプロポーズ成功へとつながったのである。

 2003年アメリカの雑誌記者がメールで呼びかけたのが始まりとされ、その後急速にヨーロッパやアジアなどに広がり日本でも見かけるようになったフラッシュモブ。
 成功の確率が少しでも上がるならば男性諸君はフラッシュモブを企画してみてはいかがだろうか。

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