サイトアイコン JATICニュース 日系カンボジアニュースサイト

Roomchang Dental& Aesthetic Hospital

アンドリュー・ニューマンさん

– 始めに、このRoomchang Dental &Aesthetic Hospital が開かれた経緯をお聞かせください。

約20 年前、1996 年にティット医師とオブ・サモン医師が小さなクリニックを開きました。3度の移転の間に規模を拡大し、3年前に念願のビルを完成させました。

– ビルの全階が歯科だけなのは珍しいですが、各階はどう使われていますか。

このビルは10 階まであり、1 階は講義と歯科医が症例を検討するための階です。2 階は、管理室と院内研究室。3 ・8 階は専門的な手術室です。診療は現在4 つの階で行われていますが、来年もう1 階増やす予定です。また、各階に大きなガラス張りの高圧蒸気滅菌室があり、消毒の様子を見る事ができます。当院は、イオンモールの近くにもう1つ支店があります。

– 来院する患者はどのような方が多いですか。

地元のカンボジア人や世界各国から来る方まで、様々です。患者様は、当院ならではの処置・サービスの品質と設備のために来院します。安全で、コストパフォーマンスも良いからです。私達は、透明性を重視して処置内容や使用するものをきちんとお知らせしますし、ウェブサイトで価格を確認する事もできます。ですから、世界中から患者様がここのデンタルケアを受けにいらっしゃるのです。

– 患者の症状で多いのは何ですか。

患者様の数だけ処置があります。簡単な検診から詰め物や根管治療、全顎治療まで。当院には、世界的に著名で尊敬を集める歯科医も在籍しています。

– ここで大切にしている事は何ですか。

細かな気配りと患者様を第一にする事です。問題が大きくなる前に発見するのも重要です。私達は、半年に1 回はクリーニングを受ける事をすすめています。家では見つけにくい虫歯や潜在的な疾病を、歯科医なら見つけられます。誰だって自分の歯を失いたくはないですが、もしそうなっても安心できる方法がある事は知っておいてもいいでしょう。また、正しい歯の磨き方、デンタルフロスの使い方、口のゆすぎ方等の指導が、全ての患者様にとって鍵となります。

– 地方へ出向いて、無料で診察・治療をしているそうですね。

年に8~10 回、チャリティ活動をしています。地方で見られる歯の問題は、基本的な部分ではプノンペンとほぼ同じです。大きな違いは教育不足、そして資格を持った歯科医と出会えない事です。Roomchang を開院したティット医師も貧しい出身ですので、コミュニティに対して恩返しができるよう熱心に取り組んでいます。

– 今後の計画をお聞かせください。

より多くの歯科医と新しい支店と共に成長していく事を常に見据えています。私達は、歯科医を継続的に海外研修へ送っています。Roomchang を見学したい歯科医からの申し込みも世界中からあります。11 月にはドイツに17 人の歯科医を送り、来年には日本の研修から帰ってくる歯科医がいます。今後は、日本人の患者様もきっと気軽に来ていただけると思います。

モバイルバージョンを終了