//カンボジアのお弁当屋

カンボジアのお弁当屋

Tk-Thma Koul Takeaway ゲト・ユーヴァッタイさん

– はじめに、このお店を開いたきっかけは何ですか。なぜ、レストランでなくお弁当屋を選んだのでしょうか。

TK-Thma Koul Takeaway は今年2月に開店しました。バッタンバン州Thma Koul 地区のおいしいお米をプロモーションしたいからです。カンボジアは様々な外国文化が入ってきて食事の幅も広がりましたが、カンボジアの味を失わないために料理を作ろうと考えました。

しかし、働く人達は忙しくなり、料理する時間もレストランへ行く時間ももったいないです。そこで、どこでも食べられるお弁当を作りました。最近は、お客様がイベントの時に便利だと買っていきます。これは、カンボジアの新しいライフスタイルだと思います。

– 屋台やレストランでの「テイクアウト」はカンボジアの文化の一つと言えますが、最近ではデリバリーサービスも普及し、プノンペンの食風景は転換期を迎えています。では、従来の持ち帰りや他のお弁当屋と比べて、TK-Thma Koul Takeaway はどんな点が特徴的だと思いますか。

「Delicious, Beautiful, High Standard」を心がけています。味はもちろん、見た目も大切です。衛生状態に十分留意し、1つ1つを高品質に提供しています。そして当店の容器は持ちやすく、従来の屋台で買うパックと違ってふたが取り外せるので手が汚れません。また、スプーンはとうもろこしの芯から作られていて、容器にも人体や環境に影響のないリサイクル素材を使用しています。

– 今後の目標や予定はありますか。

月毎の限定メニューを考えて日々勉強しています。6月はNom Pang Thma Koul という、フランスパンに具を入れたポピュラーなものです。普通は水平に持ちますが、食べやすく垂直に持てるよう改良しました。

 そして、外国の方へもっとアピールしていきたいです。現在の客層は、近所のカンボジア人がほとんどです。外国の方にも食べやすいと思うので、これから知名度を上げて、たくさんカンボジアの料理を味わってもらう事が今後の目標です。

– これから事業拡大の予定はありますか。また、フランチャイズは考えていますか。

別の事業は考えていません。このお店と料理に集中して、より良くしていきます。近いうちに2号店を開く計画を立てていますが、3店舗までできたらフランチャイズにしたいと考えています。

– これから若い人達がビジネスを始めるにあたり、どんな事を学ぶべきだと思いますか。

自分のスタイルを考える事です。私なら、自分の好きな料理で自分のしたい事を考えます。私は、カンボジアの女性を応援しています。経済もビジネスも、やりたい事に挑戦してがんばってほしいと思っています。