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全ての人を幸せに

LIFE HOUSING LIFE HOUSING JAPAN Co., Ltd.
CEO 林 大貴さん

– まず、カンボジアに進出しようと思ったきっかけを教えてください。

 私はラスベガスにホテルを建てたいという夢がを持っていて、海外での不動産経験を持ちたいと考えてたところ、私が以前に取締役を務めていた会社の代表がカンボジアに学校を建てたりしながらカンボジアで人脈を広げていて、その繋がりでカンボジアに来た時に有難いことにたくさんの人を紹介していただきました。その時に日本では到底経験できないような物を見て回った時にカンボジアでやってみたいと思った事がきっかけです。

– ラスベガスでホテルとは壮大な夢ですね。

 私は以前にアメリカ留学していた事もあって外国人の友人も多いんですけど、常々世界の中で日本人の存在感の薄さを感じてとても悔しく思っていました。なので、世界に日本人の存在感をアピールする為に、日本人がラスベガスにホテルを建てたらそれなりに日本人の存在感をアピールできるんじゃないかと考えました。

– どうして不動産業だったんでしょうか。

 大前提として私は日本でも不動産業を行っています。カンボジアに来て、いくつか土地を見て回った時にやらない理由はないなと思いました。カンボジアでは自分たちの力がもろに試されると思います。というのも日本は「こうあるべき」とか「こうしなければいけない」など固定概念がたくさんありますが、カンボジアでは全くなく自分たちでその固定概念を作っていける。つまり自分たちの経験や成長も見込め、カンボジアの発展にもつながると。

– 御社の事業内容を詳しく教えてください。

 カンボジアでは経済成長に伴った地価の高騰に乗っかって、不動産投資を目的にカンボジアに進出してくる人もいると思いますが、弊社の場合は何もない土地を整地し道路を作り区画整理をし、電気、水道を引き込みその土地に価値を生み出して販売します。ただ土地を転売するのに比べれば当然リスクは高くなりますが、誰も不幸せになってはいけないというのが私の理念です。私は今まで信頼していた人に騙されたり詐欺にあって借金を背負ったりしてきましたので、人が幸せになってくれるという事がまずは大前提で、お客様の幸せがあってこそ僕らにお金が返ってくると思っていますのでまずはお客様ありき。それが一番強いですね。

– するとカンボジアでの事業及び収益化は長期的に考えているのでしょうか。

 そうですね。ただ短期的や単発的に成功する方法はいくらでもあると思うんですけど、正直それって小手先のテクニックでやっているだけで、本質的な心の成長や能力の成長には繋がらないと思っています。まずは社会のために何かしなければいけないと思っていますのでそこは覚悟の上です。

– では次に従業員教育の面でのお考えを教えてください。

 私はいろいろな経営者の方々と接してきたりアメリカ留学を経験して、日本流のビジネスはどこに行っても通用すると思いました。というのはガッツキ具合とかではなく心の持ち様だったり仕事に対する意欲というところですね。そういう部分は教えていきたいと思っています。その為にはまず第一に礼儀作法は教えなければいけないと思っています。そして仕事に対する考え方と効率です。どうすれば効率が良くなるかを考えさせながら仕事をさせようと思っています。なので私は必ず質問等された際には「君ならどうするのが一番いいと思う?」と聞くようにしています。当然ながらこちらがカンボジアの習慣や文化を理解しなければいけない事もあると思いますので、具体的には実際にスタッフと接しながらにはなると思いますが。そしてカンボジア人が世界に進出していろいろな国で成功すればカンボジアという国の格が上がると思うんです。最終的にはカンボジアの方々が世界で活躍できる。そんなスタッフを排出したいと考えております。

– 林社長はまだ26歳ですよね?同世代と比べてすでにご自身の信念をしっかり持てているのはなぜですか?

 私は年齢は関係なくて人生でどんな経験をしてきたかで考え方は変わると思っています。私が小学生に上がった時に父から「お前に一つだけ教えてやる」と言われて教わった事があります。それは「人と同じことをやっていてもダメだ。人と違うことをどれだけできるかで人生の幅は広がる」という事でした。それからは率先して人と違う事をやりましたので、それ故に人と違った経験が出来た事が大きいと思います。しかしその反面、周りから浮いた存在でしたので小中高といじめにあっていました。その時はとても辛かったですけど、いつか自分をいじめていた人たちでさえ困った時に助ける事が出来たらかっこいいと思っていましたので、いじめに負けて人と同じになろうとは思いませんでした。

– 最後にカンボジアでの目標を教えてください。

 街を作る事です。今僕たちが開発している土地の中にスーパーマーケットやカラオケなどいろいろな商業施設作って、そこに住みたいと思われるような街を作りたいですね。
なので僕らの売る土地や住宅は「ライフ・タウン」という名前なんです。

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