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あらゆる目線でこだわった配慮

Leopalace21 (Cambodia) Co., Ltd.
Managing Director 小林 良銑さん

–「GRANFERTE」がいよいよオープンを間近のところまできましたが、今の率直な気持ちを教えてください。

 ようやくここまで来たかと。期間的に数字に置き換えれば2年6ヶ月そのままですが、振り返ればあっという間でした。

– 計画はカンボジア進出時からあったものなんでしょうか?

 実は私どもの会社は2013年の12月にタイのバンコク、ベトナムのホーチミンに進出したのがアセアンでのスタートで、そのスタートした中で日本と同じビジネスモデル、つまり土地があって建物を建てて貸し出すというのが出来ないかと調査をする中で、間に挟まれたカンボジアに調査に入った時に一番大きく違ったのが土地が買えるスキームがあるという事が大きかったです。そのスキームを誤解がないように言っておくと合弁会社を設立すれば正当な形で土地の購入が出来ると。それが分かったので、2014年の早い段階で経営陣が先にカンボジアに入り土地の候補を探していました。

– サービスアパートメントは海外では初なんでしょうか?

 土地の購入からという意味ではカンボジアが初となります。サービスアパートメントの運営自体はタイのシラチャ、ベトナムのハノイで既にやっていたんですが、タイはビルを丸ごと一棟買い取って運営しています。ベトナムはサブリースという形でまずは5年の契約で運営しています。なので、実際の運営自体はタイとベトナムが先にスタートしてますが、土地、建物というのはカンボジアが1号となります。

– ではGRANFERTEを作るにあたってこだわった部分を教えてください。

 第一はセキュリティです。セキュリティには徹底してこだわりました。具体的には四重のセキュリティになっています。一つ目がいわゆる入口のエントランス。二つ目が居住スペースに行くエレベーター前。三つ目がエレベーター内。自分の部屋の階以外には行けないようになっています。そして四つ目がもちろんお部屋です。この四重セキュリティを一枚のカードキーで対応しています。煩雑なシリンダーキーが何本あるとかではなく、1枚のカードで対応出来るスマートさも兼ねております。それに付け加えて24時間のセキュリティスタッフとオペレーションスタッフの常駐です。さらにセキュリティカメラが計59台、最低2ヵ月間は録画した映像を保存します。
 第二に水回りです。具体的には全部で56部屋で内訳が1ベッドが28部屋、2ベッドが24部屋、3ベッドが4部屋あるんですが、全タイプにバスタブがあります。ただバスタブ有りの物件は他にもありますが、弊社は給湯が1ベッドだろうが3ベッドだろうが一つのバスタブに対して合計200リットルの給湯設備を備えています。カンボジアで生活されている方はそこまでバスタブを必要とされていないかもしれませんが、使用される際にはお湯が切れないという日本の当り前をカンボジアに持ってきましたので、ご家族でも途切れる事なくお湯を提供できます。これはセパレートになってましてキッチンはキッチンでちゃんと別で給湯があります。水回りという訳ではありませんが、キッチンにおいて2ドアタイプの冷蔵庫というのは東南アジアでは今まで左開きしかなかったのです。ですからキッチンが冷蔵庫の左側にある場合は使い勝手が良いんですが、逆に右側にある場合は食材を取り出す際に反対側に開いてしまいますので使い勝手が悪くなってしまいます。ですので私共は全部部屋タイプによって冷蔵庫の開きと導線を考えて設置しています。気付きにくい点なんですが、意外や意外に数多くのサービスアパートを見てきましたけど単純に冷蔵庫を置いてあるだけという中で、そこを私共はキッチンが左だろうが右だろうがちゃんと導線を確保しています。

– 確かに言われなければ気付かないまま使ってしまうかもしれませんね。

 そうなんです。ですから男性目線、女性目線という男女の違いと、女性は女性でもご結婚されていれば奥様目線。いろんな目線の見方でトータルしてもどの方でも生活していただけば使い勝手の良さを感じて頂けると思います。細かな配慮までのレベルかどうかは別ですが自然に使えます。
 インターネット環境も各フロアに1台しかWi-Fiルーターがないところが多いと思いますが、1ベッド、2ベッド、3ベッド各タイプのお部屋に1台ずつWi-Fiルーターを設置しており、LANケーブルも引いておりますので、直接繋ぐこともできます。
 会社や組織によっては住居物件が決まるとセキュリティチェックをされるところがあるんですが、弊社の物件はノーリクエストだと言って頂きました。そういったハード面とそれに付随するサービスが行き届いていないといけませんからハードとソフト両方兼ね備えた形でグレードSの位置づけでゆくゆくはこのToul Korkエリアでシンボル的な物件を目指しています。百聞は一見に如かずで実際に見て頂けば必ずその良さを分かって頂けると思いますので、ぜひ一度見に来て頂ければと思います。

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