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新春を迎え

 これまで何度か紙面でも詐欺やひったくりに対する啓蒙記事を掲載してきたが、その被害は一向に減らない。
 先月号で6000ドルの詐欺被害の記事を掲載したが、実際に我々のところへ入ってくる被害情報の氷山の一角である。もちろん被害を0にすることは簡単なことではないだろうが、意識や知識の違いで防げたであろう被害を我々の記事を通して1件でも減らすことが出来るのであれば、それを続けることは我々メディアの使命であり義務であると考えこれからも続けていく。
 先日弊紙を見ながらあるカンボジア在住者と話をしていると、こういった被害の多くは旅行者であって、在住者はカンボジアの事を知り尽くしているで大丈夫というような話をしていた。
 確かにカンボジアで生活し、いろいろな話を見聞きしている分、旅行者よりも防犯意識は高いのかもしれないが、それ故に「自分は大丈夫」という意識が芽生えてしまい、それこそが被害者に共通する油断に繋がってしまっているのではないだろうか。
 斯く言う私もその一人で、ひったくり未遂にあったことがあり、しばらくは背後からのバイクがトラウマのように怖かったが、当時と違い今はもっぱら車での移動のため、「自分は大丈夫」だと高を括ってしまっている。車に乗っていての被害も一定数存在するにも関わらずである。
 日頃注意喚起している自分がこれでは笑い話にもならない。
 まずは自分の意識から変えていかなければならないが、読者の方々もこれをお読み頂いた際は、ぜひとも「自分は大丈夫」と考えずに今一度振り返り、本当に大丈夫かお考え頂きたい。

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