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創刊2周年を迎え、考えさせられた事。

 早いもので、新聞を始めて2年が経ちました。皆様に支えられ、手に取って頂き本当にありがとうございます。
 創刊するにあたり、当初はこれほど奥が深く一言一句に責任があり、夜も寝られないほど厳しいものと思いませんでした。
 東南アジアでビジネスを立ち上げようと、カンボジア・ミャンマー・ラオス・インドネシアをフラフラすると、今までの経験でやれるほど甘くなくその固定概念が自分の視野を狭くしている事に気がつかされ、そこに居る日本人を観察し、どうしたらこれから始める仕事や自分を知らしめて行けるかを考えた。個人で始める仕事では限界がある中で存在感を示す事が必要だと思い、周りを見回したところ情報という自分も周りも欲しいもので、尚且つ自分の存在も知らしめられる情報誌が良いのではないかと思った。情報誌をかき集めたところ、まず目立つためには内容は当然大事だが皆さんの目に留まり、手にとって頂くことが後発の情報誌に一番必要だと感じ、ミャンマーのヤンゴンプレスを訪ね、他社とは違うサイズやスタンドを用いてアピールするやり方をカンボジアでもやらせて頂きたいと編集長に懇願し快諾して頂いた。
 まずは目立つ新聞にしたいとの思いが強くあったため、空港という国の玄関先や日本のカンボジア大使館・領事館など必死にお願いしたことを思い出す。
 この2年、言いたいことを言い、毒を吐き、甘くないカンボジアでの事業や考え方、接し方や気質をずらずらと書いてきたが、気がつけば闇雲にレンタルバイクに跨がり、走り回って来た自分自身が、60歳近い身体と思考では既に追い付かない事もあり、どう成功させるか、弊紙を知らしめる役割を、周りの企業を見ても弊社にしても30代、40代の第一線で活躍する人達に委ねる時期に来たと痛切に感じるようになった。
 このままでは年寄りの戯言で終わってしまう!
 気付けば弊社も進化していかなければ、何千人もの方達に読んで頂く内容が間違えた情報や古い考えをお伝えしまうことになる。
 今、イオンモールのデジタルサイネージや市内でもよく見るタッチパネルのシステム管理や、アプリの開発などデジタルの部分も若い人達が次々に打ち出し、この先の事業を取り組んでいる。これから形を変えながらも「伝える」と言う仕事に全力で取り組みますので、宜しくお願い致します。
 ただ、カンボジアを食い物にしたり、詐欺行為など許せない事案などは、しっかりと紙面の中で私がお伝えしていきます。NHKの番組で日本の牛肉の話が報道されていた。年間250トンもの牛肉がカンボジアに輸入されている事になっているが、その殆どが中国に流れていると言うもので、ラオスやベトナムなどをパッケージを変えインボイスを変えながら上海などの焼肉店に卸され、200グラムのステーキが日本円で2万5千円で食されている事件が有り、先日中国当局に関わっていた日本人が逮捕されたと言う話であった。
 実はこの件は随分前から聞いたことがあり、やりたいという人間が近寄って来ていたが、牛肉に限らずカンボジアを利用しようと暗躍する人間は後を絶たず、犯罪に関わる話を私に向かってするなと腹立たしく思う。
 それが、カンボジアに関わる事業を行っているものにどれだけ迷惑を掛けるものか、日本の評判を落とすことか考えて口を開かないと、実名を持って掲載するので戒めを持って行動して頂きたい!

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