サイトアイコン 日系カンボジアニュースサイト プノンペンプレスネオ

カンボジア進出は関西人が向いている?

 カンボジアに住み始めてカンボジア人と仕事をしてはや10年。これまで何度怒り狂い、なんでそうなるんだよとカンボジア人の頭の中を覗いてみたいと思ったことか。

 日本人の常識とカンボジア人の常識が違うことが多いため、ぶつかることもお互い理解できないことも多々あります。

 とはいえ、日本人もいろいろなタイプがいて、カンボジア人にもいろいろなタイプがいますので、必ずしも上手くいかないというわけではありません。そこで今回は日本人の中でもこういうタイプの人と、カンボジア人の中でもこういうタイプの人とが一緒に働くと上手くいきやすいのでは?と思う組み合わせがあります。
 それは、関西人の上司とカンボジア人女性のスタッフの組み合わせです。これはあくまでも私の狭い経験と多少の偏見からの考えですが、あながち間違いではないのではないかと思っていますので、何かの参考になればと思い、ご紹介させていただきます。

 ではなぜ関西人の上司とカンボジア人女性のスタッフだと上手くいきやすいと考えているかというと、まず関西人のお笑い気質というかノリを大事にする文化という点です。これは裏を返せばあまり深刻に考えすぎないということです。

 多くの日本人は仕事に対する姿勢が真面目で遊び心すら許さない感があります。日本で日本人だけで仕事をするのであればそれでも良いかもしれませんし、むしろその方が良いかもしれませんが、カンボジアにおいてはその真面目さがカンボジア人とぶつかる原因になります。
 真面目なのがダメということではなく、息苦しささえ感じさせてしまうほどの真面目さは逆効果ということです。

 その点関西人は会話の端々に冗談をおり混ぜ、社内の空気が重くなりすぎることがなく、良い意味でノリと勢いで進めていくところがあり、そういった部分はカンボジア人に合うと思います。

 次になぜカンボジア人女性が良いかですが、私の印象ではカンボジア人女性は真面目で頑張り屋さんの子が多く、男性に比べて嘘が少ない印象があります。

 一方カンボジア人男性は嘘やごまかし、言い訳が多い印象があります。そしてさらに関係をややこしくさせる原因の一つがプライドの高さです。
 カンボジア人は人前で怒られることを嫌い、その空気に耐えられないのか空気を変えたいのか怒られてる最中に笑ったりすることもあります。これが日本人からすると怒られてる最中に笑うとは何事か!と火に油を注ぐ結果になってしまい、余計に悪化してしまいます。

 この点でもカンボジア人男性よりもカンボジア人女性の方が耐性が強い印象です。

 これらのことから、結果として関西人のノリとカンボジア人女性の頑張り屋の気質がカンボジアで事業をやる上で最高の組み合わせとなるわけです。
 東南アジアで生活したことがある方なら細かいことを気にしすぎてはいけないことはご存知だと思います。そういったことからぴったりマッチするのがこの組み合わせではないかという私の説でした。

モバイルバージョンを終了